知識と情報の小径【塾編】

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コラム     3000名カウントダウン企画 まもなくアメブロフォロワー様3000名ということで 今だけコンサル30分11,000円(込)でお受けいたします。 (通常、音楽関係22,000円、ビジネス関係33,000円~) ご相談内容は自由。   音楽家の方はもちろん、 個人起業家の方のマーケ相談も大歓迎。 お申し込みは下記LINE公式アカウントからどうぞ。 https://lin.ee/KH8VJ1o   三連休、いかがお過ごしですか?   東京は雨☔ 午後から急に気温が下がりました。     アジア人が目立つショパンコンクール ワルシャワではショパンコンクールが 二次予選真っ只中ですが…   昨今、ヨーロッパの方々は コンクールを受けないそうですね。   横山幸雄先生のインスタ↓ Yukio Yokoyama 横山幸雄&staff on Instagram: "横山幸雄のなんでも相談室 「ショパン・コンクール アジア人の台頭が目立つのはなぜ?」 #横山幸雄 #ピアニスト #クラシック #ピアノ #横山幸雄のなんでも相談室 #質問 #相談 #ショパンコンクール #アジア人 #台頭 #yukioyokoyama"551 likes, 8 comments - yukio_yokoyama.official on October 10, 2025: "横山幸雄のなんでも相談室 「ショパン・コンクール アジア人の台頭が目立つのはなぜ?」 #横山幸雄 #ピアニスト #クラシック #ピアノ #横山幸雄のなんでも相談室 #質問 #相談 #ショパンコンクール #アジア人 #…www.instagram.com   ドイツ在住ピアニストの ラインスハーゲンわかなさんのnoteにも↓ ドイツでショパンコンクールが盛り上がっていない件について①|ラインスハーゲンわかなショパン国際ピアノコンクールを追っている。 SNSで色々な情報が飛び交うのを目にすると 追わずにはいられないのだ。 そして、感じたことを誰かとシェアしたくなる。 しかし… ドイツに、 少なくとも私の周りには、 私とショパンコンクールについて語ってくれそうな人は、いない。 誰もショパンコンクールなんて見ていないのだ。 ピアノ科の同僚ですら、 「ショパン…note.com   仮説:「ドイツ人は、そもそもコンクールにあまり挑戦しない国民性なのか?」|ラインスハーゲンわかな前回の記事で 「ドイツではショパンコンクールは盛り上がりに欠けている」 ということを書きました。👇 今日はその続きを。 「あぁ、ショパンコンクールって そういえば今頃だよね〜」 と言った、ピアノ科の同僚との会話から。 ↓ 私:「日本人がたくさん出てるから、見ちゃうんだよね」 同僚:「アジア人はたくさん出てるよね!」 私:「うん。でも、ドイツ人はほ…note.com ハンガリーで演奏活動をなさっていた日本人の方に お話を伺ったことがあるのですが、 ヨーロッパの聴衆は、 「絶対にハズしてはならないスタイル」と 「奏者の個性的表現」を きちんと区別できる感性があるので、 コンクールの結果に左右されず、 基本スタイルをきちんと押さえている奏者を 正当に評価してくれる…と。   だからピアノ学習者も コンクールの賞歴には それほどこだわらないのだ…と。   ただ、 ウィーンで演奏活動をされている方の話だと、 演奏家としての評価(ありていに言うとギャラ)が 格上げされるコンクールがいくつかあるので、 それは受ける意味がある…とのこと。 ショパンコンクールはまさにその一つだそうです。   ヴァイオリンなど、 他の器楽の世界はどうなんでしょうか?       バレエの世界も… 私はバレエ業界なら 世界各国の先生方とお仕事をしてますので、 事情がわかるのですが、 バレエの世界も ヨーロッパのバレエ学校の生徒たちは あまりコンクールを受けません。   なぜならヨーロッパでは メジャーなバレエ学校は 事実上メジャーなバレエ団の 「附属」的な位置づけだから。   オペラ座バレエ学校——オペラ座バレエ団 ワガノワバレエ学校——マリインスキーバレエ団 ボリショイバレエ学校——ボリショイバレエ団 ロイヤルバレエ学校——英国ロイヤルバレエ団 エルムハーストバレエ学校    ——バーミンガム・ロイヤル・バレエ団 等々   また、ある程度以上のレベルの学校だと 卒業試験に各地のバレエ団から 採用担当者が来ます。   またダンサー側でも 入りたいバレエ団がある場合は バレエ団のオーディションを受けます。   この場合、コンクールの賞歴は 書類で門前払いを食わない保証にはなるけど 結局、オーディションで踊らせてみて (それも団員と一緒に受ける クラスレッスンだったりするのよね) 決めるんですよね。   日本は小学生からコンクールが盛んで バレエ作品の中のヴァリエーションを 踊らせたりするけれど、 オペラ座バレエ学校でもワガノワでも 下級生のうちは作品からは踊らせないと、 先生方はおっしゃっていました。   その年齢で求められる習熟度に合わせた 独自のヴァリエーションを課題にするそうです。   ウラジーミル・マラーホフさんも 審査員長を務められたコンクールの講評で 「入賞したコたちはとてもうまいけれど、 小学校高学年や中学生ぐらいで このように難しいヴァリエーションを 踊ることが果たして良いのかどうか、 それはこのコたちの将来を見てみないと 何とも言えない…」 というような趣旨のお話しを なさっていました。   ↓マラーホフさん、針山愛美さんと共に   声楽の世界は… では声楽の世界はどうなのか、 いくぶん情報が古いですが💦 ヨーロッパでいくつかタイトルを持っている 夫氏に訊いてみました。   「歌の世界はヨーロッパ人も 大勢、コンクールを受けるよ」 とのこと。   なぜなら、コンクールに 音楽事務所(エージェント)の人が来ていて 仕事のオファーの可能性があるからなのだ、と。   ヨーロッパは各地に大小の オペラハウスがありますが、 翌シーズンの上演演目に合うキャストが 契約歌手の中にいない時は エージェントに「人探し」を 依頼するのだそうです。   例えば《蝶々夫人》のゴロー役の テノールを見つけてほしい、とかね。   オペラの場合は 役柄に合った声質かどうかだけでなく 容姿も求められます。   ゴロー役だとアジア人が最適なんですよね。 で、コンクールの二次予選ぐらいから 使えそうな声質のテノールがいないか 網を張っている…というわけ。   逆に言うと、アジア人の場合、 本選で入賞を果たしても 容姿の点で エージェントから声がかからないケースも あるそうです。     観客の成熟度と教育体制の違いなのかも こうやって見てくると、 ヨーロッパの方々は 仕事に結びつくかどうかが コンクールを受けるかどうかの 判断基準になっているようですね。   逆に言うと、コンクールの結果で 演奏家やダンサーとしての 素質や能力や技量を証明する必要は 感じていないように見受けられます。   鑑賞眼の肥えた、成熟した観客の存在と 伝統的を受け継ぐ教育機関があるので、 コンクールという「競争」の場での その場だけの結果によらずに 演奏家やダンサーとしての力量を 判断していけるということなのでしょうね。                       奏法改善・感性開花・楽曲分析 ロシア奏法な 中上級者の苦手克服をサポート 《高島ピアノ》HP   もっと自分らしく生きたい! 自由で豊かな人生を逆に造したいあな…に送る 公式メールマガジン   高島登美枝の思想・哲学・人生論 論理なって、 戦略と霊感の交錯する情報空間 note   ご感想・個人メッセージは こちらからどうぞ LINE公式アカウント     ・・・
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